レスター優勝を知ったラニエリ監督(右)はチェルシーのヒディンク監督(左)に電話をかけた【写真:Getty Images】
現地時間2日にトッテナムと引き分け、レスターの優勝をアシストしたチェルシーのフース・ヒディンク監督が、試合後の印象的な出来事について明かした。英紙『ガーディアン』などが報じている。
「試合が終わった数分後、ラニエリ監督から電話がかかってきたんだ。特に後半のプレーについて感謝されたよ」
チェルシーは前半のうちに2失点していたが、後半怒涛の追い上げを見せて2-2のドローに持ち込んだ。その結果レスターの初優勝が決まっている。
ヒディンク監督はレスターのクラウディオ・ラニエリ監督との会話内容まで明かしている。
「テレビ電話ではなかったので涙を流しているかまではわからなかったが、声は少し震えていた。5回も『ありがとう』と言われたよ。彼は感情が高ぶっているようだった」
母親とランチを共にするためイタリアに帰国し、イングランドに戻る途中とされたラニエリ監督が最初に感謝を伝えたのは選手たちやスタッフではなく競合クラブの指揮官だったようだ。
【了】