プレミアリーグ優勝が目前に迫っているレスターの躍進を支えたFWジェイミー・ヴァーディーがイングランドのサッカー記者協会（FWA）による年間最優秀選手賞に選出された。英紙『ガーディアン』などが伝えている。

　今季リーグ戦34試合に出場して22得点を挙げた29歳のストライカーは、全体の3分の1以上の票を獲得して年間最優秀選手に輝いた。奇跡とまで言われた優勝を実現しようとしているレスターからはヴァーディーの他にエンゴロ・カンテやリヤド・マハレズ、ダニー・ドリンクウォーター、カスパー・朱マイケル、ウェズ・モーガン、ダニー・シンプソンの6人も票を集め、個人賞でも抜群の存在感を放っている。

　初受賞のヴァーディーは「全てを勝ち取れたのはチームメイトたちのおかげで、彼らに感謝したい。レスターに関わる全ての人にとって驚くべきシーズンだった。それは個人によるものではなくチームワークの賜物で、投票結果にも表れている。監督やすべてのスタッフ、ファンのサポートにも感謝する」と喜びを語った。

　だがまだシーズンは終わっていない。「僕らは最後の2週間で一線を超える（優勝する）ことに全神経を注いでいる。素晴らしいシーズンに変わった時、それは一生忘れられないものになるだろう。僕はそれに貢献できることを願っており、もし（イングランド代表に）選ばれればいい形で夏のEUROへ向かえる」とヴァーディーはリーグ優勝とその後のEURO出場に燃えている。

　ラフプレイと審判への暴言による出場停止で2試合を欠場したエースは、次節から戦線に復帰する。トッテナムの結果しだいでは2日中にプレミアリーグ優勝が決まってしまう可能性もあるが、ピッチの上で歓喜の瞬間を迎えることができるだろうか。

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