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グリーズマンが語る、アトレティコでの躍進。「シメオネが僕に自信を植え付けてくれた」【INTERVIEW】

text by マシュー・デラートレ photo by Getty Images

アトレティコは誰もが進んで守り、全員で攻める

アトレティコでもエースとしてチームをけん引している
アトレティコでもエースとしてチームをけん引している【写真:Getty Images】

―――いまのチームは、とくに攻撃面が活性化しているね。3月のロシア戦では、互いが互いを補いあいながら結束力の高いプレーを見せてくれた。

G そのとおり。ピッチ上の11人だけでなく、ベンチのメンバーも含めてトップクラスの選手しかいないから、一緒にプレーしやすいんだ。試合をこなすごとにお互いをより理解している。監督にとっては朗報だけど、でも誰を選ぶかは頭痛のタネかもね(笑)

―――中でもアントワーヌは見るたびに進化していて、チーム内での存在感も増している気がするよ。

G フランス代表でもアトレティコでプレーするときと同じような選手でありたいとは思っている。少しずつ、それが実践できている感触はあるよ。

―――あえてマイナス面を突くけれど、3月の親善試合で計4点を奪われたことについての不安は?

G 心配はしていない。もちろんいつだって失点は良くないことだ。改善すべき点だし、それはトレーニングの基本でもある。でも攻撃では、自分たちはどんな局面でも得点できるという意識がある。

―――とくに直接フリーキックは、レ・ブルーの新たな武器になっている? 3月の親善試合では君はオランダ戦で、ロシア戦ではディミトリ・パイエが点を取った。

G プレースキックはゲームの展開を変えることができる。とくに決勝ラウンドでは威力大だ。僕らのチームには良いキッカーも揃ってるから、なるべくペナルティエリアの近くで倒れないと……(笑)!

―――ここからシーズン末までは、相当エキサイティングになりそうだね。アトレティコが2つのトロフィをさらうこともありうる。CLでバルセロナを締め出したんだから。

G 行けるところまで行きたいよ。バルサ戦では、選手全員が自分たちのサポーターの前で良い試合がしたいっていう一心で戦ったから、あの勝利は本当にうれしかった。

 おまけにバルセロナはディフェンディング・チャンピオンだ。それにバルサというチームを倒すことは並大抵のことじゃない。この好調を最後まで持続したいと願っているよ。準決勝に到達した4チームすべてが同じ思いを抱いているだろうけれどね。

 だけど、アトレティコはファンタスティックなチームだ。誰もが進んで守り、全員で攻める。それが僕らの強みさ。

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