チームの勝利に貢献した香川【写真:Getty Images】
ドルトムントの香川真司は現地時間4月30日に行われたブンデスリーガ第32節ヴォルフスブルク戦に先発出場し、1ゴール1アシストの活躍で5-1の大勝に貢献した。
すでにバイエルン・ミュウヘンの優勝が決まりかけているためモチベーションの維持が難しくなっているが、2連休を挟んだことでリフレッシュして試合に入れたという。
香川は「やはり前半の10分で2点取れたのはそれ以上ないスタートだったと思いますし、ヴォルフスブルクを相手にそこで勢いをつけられたのはすごく大きかった」と自身が絡んだ序盤の2点を振り返り、「1週間空いたことでしっかり体のコンディションを戻せた」ことを好スタートの要因に挙げた。
連戦に次ぐ連戦でまともに休みが取れなかった中、久しぶりに与えられた2連休で香川はミラノへ飛んだ。そこで本田圭佑や長友佑都らとコミュニケーションを取って英気を養い、ドイツでシーズン最終盤の重要な局面に臨んでいる。
そして最大の目標はリーグ戦全日程終了後に待っているDFBポカール(ドイツカップ)決勝での勝利だ。香川は「しっかりとこの2週間、そこを標準に捉えた中でリーグの2試合をこなしていけたらいい。決勝というよりはまずは1試合、今週また来週のリーグに向けて調整して頑張って2週間やりきったら、だんだんとモチベーションがフルになってくるんじゃないかな」と冷静に先を見据えている。
次節は長谷部誠が所属し、残留を目指しているフランクフルトと対戦する。香川は「たぶん彼らはすごく高いモチベーション。プレッシャーは相当あると思う」と気遣ったが、「ホームなのでしっかりと今日のような立ち上がりができれば、彼らも焦るしかない」と一切勝ちを譲るつもりはない。
(取材:本田千尋【ドルトムント】)
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