フランクフルトの長谷部誠【写真:Getty Images】
日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトは、現在残留争いの真っただ中にいるが、さらなる逆風が吹いているようだ。独紙『キッカー』が伝えている。
フランクフルトは第31節終了時点で自動降格圏となる17位に位置している。清武弘嗣ら日本人3選手が所属するハノーファーの降格はすでに決定しているが、そのほかのチーム間の勝ち点差はそれほど開いておらず、厳しい残留争いが続いている。
現地時間30日に、フランクフルトはアウェイでダルムシュタットとの“ヘッセン・ダービー”に臨むが、この試合でアウェイ席は無観客試合となるという。
昨年12月にフランクフルトで行われた同カードで、フランクフルトのサポーターがダルムシュタットのフラッグを燃やすなどの問題を起こしたことで、フランクフルトはスポーツ裁判所から処罰を下されている。
さらに、ダルムシュタット市はデモを懸念してフランクフルトサポーターの市内立ち入りも禁止している。フランクフルト側の弁護士はこの措置を違法と主張してするが、市は州の法律の範囲内だとしている。
フランクフルトはダルムシュタット戦後、ドルトムント(ホーム)、ブレーメン(アウェイ)と対戦することとなっている。特に、16位のブレーメンと一戦は残留を懸けた直接対決となる。
長谷部は今季、右サイドバックで出場する試合も多かったが、ニコ・コバチ監督に代わって以降はボランチでの出場を増やしている。
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