ファッション雑誌よりサッカー雑誌を買っていた
―――サッカーを好きになられたのはいつごろでしょか?
山本奈衣瑠さん(以下Y) 中学校に入った頃ですかね。家族がすごいサッカー好きで。弟はサッカーをやっていて、母や父も好きなので、家でサッカーを見たり、録画してあるテレビ番組がサッカーばかりだったりとか、それが当たり前だったんです。
私は鹿島アントラーズが好きなんですけど、母は浦和レッズが好きで、父と弟はJリーグも好きだけど、海外サッカーが好きで、Jリーグだとここが熱狂的に好きとかはないと思います。母とは高校サッカーも見に行きますよ。
―――ご出身が東京都で鹿島アントラーズを好きになったきっかけはなんでしょうか?
Y すごいテキトーな理由なんですけど、以前から家族がサッカー雑誌を買っていて、それをこの人がカッコイイとかだけで見てたんですよ。ユニフォームがかっこいいとか、見た目強そうとか、そういう感じで見てて。そのとき内田選手がいたんですよ。これ言うの超嫌なんですけど、この感じわかります?(笑) 顔ファンみたいに思われちゃう。
―――わかります、わかります(笑)。
Y ユニフォームの赤と黒の感じとか、この選手かっこいいなって感じだけで見てたんです。そうやって見てた選手が代表に選ばれたりして、ニュースとかでも見る機会が多くなって。それで鹿島アントラーズが気になり始めて、それからずっと好きですね。3連覇したときの少し前くらいからかな。
―――特に強い時期でしたね。やっぱりファンを集めるには、強いってことは大事なんですかね?
Y その頃は表面的にしかわかってなかったんで、強いから好きとか、見た目がかっこいいから好きとか、単純な感覚から好きになってましたね。そういう理由で好きになる女の子は多いんじゃないかなと思います。
動きのこととか詳しいことは知らないんで、そういうところから好きになっていきましたね。当時は家の中にもポスターをたくさん貼っていて、ファッション雑誌を買うよりサッカー雑誌を買ってたんです。
―――山本さんご自身が、ですか?
Y そうです。中学生の後半くらいから高校生にかけてくらいだと、ファッションとかに興味を持ち始めるじゃないですか。でもファッション雑誌とかは買わず、この付録が欲しいとか、カレンダーが欲しいとか思ってサッカー雑誌を買ってたんです。ポスターとか部屋に貼ってました。