インテルの元ブラジル代表MFフェリペ・メロ【写真:Getty Images】
インテルの元ブラジル代表MFフェリペ・メロは、サッカーが貧困と暴力から自身を救ってくれたとイタリアメディア『スカイ・スポーツ』でのインタビューで告白した。
ブラジルの貧困地区ファヴェラ出身のF・メロはフラメンゴでプロキャリアをスタート。スペインを経てイタリアではフィオレンティーナ、ユベントスでプレーし今季トルコのガラタサライからインテルへ移籍してきた。
そんな順風満帆に見えるF・メロの選手キャリアだが、それに至るまでには想像を絶する道のりがあったようだ。
「もしサッカー選手になっていなかったら殺人を犯していただろう。(生まれ育ったファヴェラでは)ドラッグと武器がすぐそこにあった。サッカーの練習に行って、帰ってきたら友人のひとりが亡くなっていたこともあったよ。サッカーに“イエス”と言うか、そうじゃなければずっとあそこ(ファヴェラ)にいただろうね」
さらにF・メロは「グレミオでプレーしていた時はもらった給与を全て使い切っていた」とすさんだ生活を送っていたことを明かし、妻と知り合ったことで変われたとも語っている。
貧困からブラジル代表にまで上り詰めたF・メロ。サッカーに救われたことは間違い無いだろう。
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