鍵を握るアグエロのパフォーマンス
欧州最強のクラブを決める舞台も、その資格を得られるチームが4つに絞られた。マンチェスター・シティとレアル・マドリーが、現地時間26日にCLベスト4の1stレグで対戦する。
大手ブックメーカー『ウィリアムヒル』のオッズでは、シティ:2.80倍、マドリー:2.40倍、引き分け3.50倍とほぼ互角。しかし、決勝進出のオッズではシティ:3.00倍、マドリー:1.36倍となっていることから、ファンの間では1stレグは接戦になりながらも、最終的にはマドリーが勝ち抜けると予想する人が多いようだ。
両チームは2012/13シーズンのCLグループステージで対戦したことがある。その際は、シティのホームでは1-1の引き分けに終わり、マドリーがホームで3-2の勝利を収めている。
シティはプレミアリーグで来季のCL出場権内となる4位以内確保、マドリーはリーガエスパニョーラ優勝争いと、両クラブとも二兎を追っている中での一戦となる。国内リーグでは、シティは4連勝、マドリーは9連勝中とどちらも好調だ。
シティはエースのセルヒオ・アグエロが直近のリーグ戦5試合で7得点とゴールを量産中。しかし、2016年になってアグエロが得点を挙げられなかったリーグ戦では5試合で2分3敗という結果となっており、1勝も出来ていないというデータがある(得点を挙げた試合は11試合で8勝2分1敗)。
エースが得点を決められるかどうかで結果が大きく変わることから、アグエロのパフォーマンスがシティの生命線となるだろう。
だが、マドリーが警戒すべきはアグエロだけではない。ケビン・デ・ブルイネの存在は、マドリーにとって脅威となるはずである。