ハメス・ロドリゲス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーの背番号10番を背負うハメス・ロドリゲスだが、もはやクラブに居場所はないようだ。23日、スペイン紙『アス』が報じている。
現地時間の23日に行なわれたリーガ・エスパニョーラ第35節ラージョ戦でもその印象は変わらぬままだった。この日はFWクリスティアーノ・ロナウド、MFカゼミーロがベンチ外。MFルカ・モドリッチもベンチスタートという出場チャンスの中、中盤はイスコ、トニ・クロース、マテオ・コバチッチという構成で、ハメスはスタメン落ちとなった。
試合展開はマドリーが2点を追いかけるという苦しい状況の中、前半終了間際にはベンゼマが負傷交代。攻撃のカードが欲しい中で、78分に2-2の同点の場面でようやくハメスに出番が巡ってきた。直後にガレス・ベイルが決勝ゴールを決めチームは勝利を収めたが、ハメスはほとんどボールに触れることなく見せ場を作れなかった。
こうした状況でもジネディーヌ・ジダン監督は「ハメスは悪くない。重要な選手だ。しかし、選手が24人いれば私は11人選ばなければいけないのだ」と同選手を擁護している。
しかしながら、ジダン監督はハメスのタレントは評価しつつも、構想に入っておらず、リーガでも活躍の場を失ったとみられている。果たして、ハメスに残りのリーグ戦3試合とチャンピオンズリーグで汚名返上のチャンスは訪れるのだろうか。
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