ゴールを喜ぶドルトムントの選手たち【写真:Getty Images】
【シュトゥットガルト 0-3 ドルトムント ブンデスリーガ第31節】
ブンデスリーガ第23節が現地時間23日に行われ、ドルトムントはアウェイでシュトゥットガルトと対戦した。
オーバメヤンを負傷で欠くドルトムント。移籍に揺れるフンメルスもベンチスタートとなった一方で、香川は公式戦5試合連続の先発出場を果たした。
その香川は21分、ロイスとのコンビネーションで左サイドに抜け出したムヒタリアンのクロスに合わせてゴールを挙げる。調子を取り戻しつつある日本代表MFは今季8得点目でドルトムントに先制点をもたらした。
前半終了間際には17歳のプリシッチがムヒタリアンのシュートのこぼれ球を押し込んで2試合連続ゴール。香川の1点目から始まったいい流れを継続し、リードを広げてハーフタイムに入る。
後半になってもシュトゥットガルト相手に優位に試合を進めるドルトムントは56分、香川が左サイドで仕掛けてやさしいクロスを上げ、中央でA・ラモスが合わせる。そのシュートは一度GKに弾かれたが、1点目と2点目の起点になっていたムヒタリアンがついにゴールを破り決定的な3点目を奪った。
シュトゥットガルトに残り30分で3点をひっくり返す力は残されておらず、ドルトムントは余裕を持って勝利を手にした。もし今節敗れていれば、ヘルタ・ベルリンに勝利したバイエルン・ミュンヘンの優勝が決定していたところだった。
だが香川をはじめ攻撃陣の奮闘と守備陣の踏ん張りがかみ合い、今節でのバイエルン優勝を阻止。勝ち点差は7ポイントのまま変わらないが、ドルトムントは最後の瞬間まで逆転優勝を目指し戦い続ける。
【得点者】
21分 0-1 香川真司(ドルトムント)
45分 0-2 プリシッチ(ドルトムント)
56分 0-3 ムヒタリアン(ドルトムント)
【了】