ミランの本田圭佑【写真:Getty Images】
今季もう本田圭佑には出番は回ってこないかもしれない。
公式戦5試合を残すミランだが、クリスティアン・ブロッキ監督による序列は試合を重ねるごとに明確になっている。22日付けのイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、今週末のエラス・ヴェローナ戦でも本田はベンチを温めるようだ。
前節トップ下を務めたMFケビン=プリンス・ボアテングだが、低調なパフォーマンスに終始し途中交代を命じられた。今節ではスタメン落ちが予想されている。しかし、代役を務めるのは本田ではなくMFジャコモ・ボナベントゥーラで、ボナベントゥーラが前節担ったインサイドハーフには19歳のイタリア人MFホセ・マウリが起用される見込みだ。
フォワードはFWマリオ・バロテッリが累積警告によって欠場するため、FWジェレミー・メネズの起用が予想されている。布陣は変わらず4-3-1-2だ。
ブロッキ監督にとって本田の序列が非常に低いことは前節の交代策からも伺える。トップ下というポジションに限れば三番手、中盤全体では八番手程度といった起用方針だ。
ヨーロッパリーグ出場権争いとコッパ・イタリア決勝を控えているミランだが、果たして本田のプレーを観ることは叶うのだろうか。
(文:Keiske Horie)
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