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モイーズとV・ハールに大差なし? マンUの500億円補強は“無駄な投資”に

text by 編集部 photo by Getty Images

マンチェスター・ユナイテッド
ルイス・ファン・ハール現監督とデイビッド・モイーズ元監督【写真:Getty Images】

 サー・アレックス・ファーガソン氏去りし後のマンチェスター・ユナイテッドは、低迷期を抜け出せていない。期待を裏切った監督の首を挿げ替えても状況を一変させることはできなかった。

 デイビッド・モイーズ体制に見切りをつけ、新たに招いたのは“優勝請負人”として有名なルイス・ファン・ハール監督だったが、両者の間に大きな差はなかった。英『スカイ・スポーツ』が勝敗データを用いて分析している。

 ユナイテッドはモイーズ監督が率いた34試合で17勝6分11敗、勝率50%という成績を残した。一方、ファン・ハール監督は72試合で37勝17分17敗、勝率51%と期待された成果を残せていない。

 勝ち点で見てもモイーズ時代は34試合で57ポイント、ファン・ハール監督が率いた今季は34試合終了時点で59ポイントと指揮官交代の効果が表れているとは言いがたい。

 復権を目指すユナイテッドはここ3年間で500億円以上を投じて監督の要求に応える補強を敢行してきた。世界中から有力な選手を集めてタイトル獲得に挑んだが、結果はご覧の通り。2013年以降リーグ戦はおろかカップ戦でも目立った結果を残せていない。

 迷走する名門はどこへ向かうのか。来季もファン・ハール監督が続投する可能性が囁かれている。このままでは500億円の補強は“無駄な投資”のまま終わってしまう。

【了】

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