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Jリーグ 9年前

FC東京、全北現代の罠に陥り打開策なく完敗。サポーターのブーイングに選手たちは何を思うのか

FC東京は、ACL第5節で韓国の全北現代と対戦した。この試合に勝てばグループステージ突破が決まる一戦だったが、ホームで0-3の完敗を喫してしまった。FC東京は次節に勝利しても決勝トーナメント進出が決まるが、この敗戦はチームに単なる1敗以上のものを与えた。青と赤のチームは、サポーターから浴びせられたブーイングに何を思うのだろうか。
(取材・文:今関飛駒)

text by 今関飛駒 photo by Dan Orlowitz , Getty Images

FC東京、0-3で完敗。サポーターはブーイング

FC東京
FC東京はホームで全北現代に0-3の敗戦を喫した【写真:ダン・オロウィッツ】

 試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、東京スタジアムにはブーイングが鳴り響いた。

 FC東京はACL第5節で韓国の全北現代と対戦し、ホームで0-3の敗戦を喫した。

「実力不足だと思うし、これが今のチームの差だと思う」

 この日、2トップの一角としてプレーした東慶悟の言葉を借りれば、“完敗”と言わざるを得ない結果だった。

 この試合でキャプテンマークを巻いた米本拓司は、前後半終了時の2度に渡って浴びせられたブーイングについて、「すごい申し訳ない気持ちもありますし、期待を背負ってやっているので、その期待に応えなきゃいけないという意味では僕らの責任もありますし、次はされないように頑張りたい」と語った。

 試合後の記者会見で、城福浩監督は「今日は勝ち点3を取ってグループステージ突破を決めたかったですけど、本当にサポーターの前で突破を見せてあげられなかったことは非常に残念に思います」と悔しさの表情を浮かべた。

 直前のリーグ戦でも川崎フロンターレに2-4の逆転負け。指揮官は、「失点の時のボールの失い方とか、前節のJリーグでも4失点しているので、もう一度守備のところ、あるいは攻撃の時のボールの失い方は根本的に見直さなければならない」と危機感を募らせている。

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