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本田、屈辱の新序列。新指揮官は“18歳MF”起用を優先

text by Keiske Horie photo by Getty Images

本田圭佑
ミランの本田圭佑【写真:Getty Images】

【ミラン 0-0 カルピ セリエA 第34節】

 本田圭佑に再び試練が訪れている。

 イタリア・セリエA第34節が現地時間の21日に行なわれ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランはホームで17位カルピと対戦し0-0と引き分けに終わった。

 この試合で2試合連続の出番なしに終わった本田は“屈辱の新序列”を味わっている。ミランのクリスティアン・ブロッキ監督は4-3-1-2を採用するも、今節も本田はトップ下に選ばれなかった。先発を務めたのはMFジャコモ・ボナベントゥーラではなく、元10番のMFケビン=プリンス・ボアテング。ボナベントゥーラは左インサイドハーフに回った。

 さらに、ボアテングが低調なパフォーマンスに終わり指揮官は交代に踏み切るも、ここでも本田に出番は回ってこない。62分にボアテングと19歳MFホセ・マウリを交代し、88分にはアンドレア・ポーリと18歳MFマヌエル・ロカテッリを交代して交代枠を使いきった。

 ミランは試合を通じて支配率82%を記録。しかしながら、枠内シュートはわずかに3本とほとんどカルピを崩すことはできず、試合一番のチャンスはミランではなくカルピのカウンターだった。得点がほしい場面においても本田は起用されずにセンターハーフのティーンエージャー2選手を優先したブロッキ監督。同指揮官の考える“序列”が明確に表れた一戦となった。

【得点者】
なし

(文:Keiske Horie)

【了】

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