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香川、鋭いクロスからゴールを演出「先制点は大きい」「2点目は勝負所だった」

text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司
ドルトムントに所属する香川真司【写真:Getty Images】

 現地時間20日にDFBポカール(ドイツ杯)準決勝が行われ、ドルトムントはヘルタ・ベルリンと対戦。ゴンサロ・カストロなどの活躍により、ドルトムントが3-0の勝利をおさめている。この試合で日本代表MF香川真司は先発起用され、フル出場を果たした。

 試合の感想について香川は「ヘルタが守備的に来るのはわかっていたので、あの先制点は大きかったです。立ち上がりから相手は守備に人数をかけたために、ミキ(ムヒタリアン)と僕のスペースが空いていたので、そこを早い段階で突いて先制点に繋がったので、あれはすごく大きかったと思います」と語り、自らのクロスから先制点を演出した場面を振り返った。

 積極的に相手の裏を狙っていたことに関しては「サイドバックの裏であったり、サイドハーフのスライドが遅かったりして、あそこのスペースががかなり空いていたので、そこを上手く突けていました。

ミキにサイドバックが行くのか、サイドハーフが行くのか。また、俺にボランチが付くのか、サイドバックが付くのか、センターバックが付くのか、そういったところが結構あいまいだったので、そこを上手く付けたかなぁと思います」とコメントし、相手のマークがあいまいだったことを理由に挙げている。

 また、鋭いクロスから2点目を演出した場面については「2点目が勝負所だと思っていました。あの時間帯は相手もチャンスを作っていたので、本当に2点目が大事な時間帯だなと思っていました。

何回かチャンスはあったものの、みんな外していて、そこで良い形で抜け出して、これは必ずものにしなければならないなっていうのは凄くありました。勝負所をしっかりと決めれる選手であったり、質の高い選手はいるので、そこはチームとしての力を示せたかなと思います」とし、追加点を奪うことが大事だったと語った。

 3得点すべてに絡んだ香川。最近の試合ではゴールを決める試合も増えており、好調をキープしている。決勝戦の相手は今季リーグ戦で1分1敗と、直接対決で1度も勝てていないバイエルン・ミュンヘン。次の対戦ではしっかりと勝利をおさめたいところだ。

(取材:本田千尋)

【了】

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