浦和レッズがACL決勝トーナメントへ【写真:Getty Images】
【シドニーFC 0-0 浦和レッズ ACLグループステージ第5節】
AFCアジアチャンピオンズリーグのグループステージ第5節が20日に行われ、浦和レッズはアウェイでシドニーFCと対戦した。
グループ2位につけている浦和は、19日に行われた試合で広州恒大が浦項スティーラーズに勝利したため、シドニーFCと引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。8年ぶりのACLベスト16にあと一歩の状況だ。
そのためアウェイでグループ突破を決めるべくほぼベストメンバーで臨んだ浦和。好調の「KLMトリオ」のうち李と武藤が先発出場し、興梠の代わりにはズラタンが起用された。一方、Aリーグのレギュラーシーズンを終えたばかりのシドニーFCは若干メンバーを落としたACL仕様で試合に臨んだ。
前半は両チームそれほど多くのチャンスを作れず折り返し、後半に勝負をかける。浦和は58分にズラタンを下げてエース興梠を投入し勝利のための1点を目指す。
最大のピンチは63分、遠藤を振り切ったブラックウッドがペナルティエリア内で仕掛けて角度のないところからシュートを放ちゴールを強襲する。しかし浦和はGK西川のセーブでなんとかしのいだ。
79分には浦和に絶好のチャンスが訪れるも、興梠のシュートはシドニーFCの守護神ヤネトビッチに至近距離でセーブされてしまった。
両者とも引き分けで決勝トーナメント進出を決められるとあり、最後までこう着状態のままゴールなく試合終了。3位広州恒大と2位浦和の勝ち点差は3ポイントだが、最終節で並んだ場合は当該チーム同士の成績が順位に反映されるため、前節広州恒大に勝利した浦和は優位に立てる。
そのためシドニーFCと浦和レッズは2位以上を確定させ、揃ってACL決勝トーナメント進出となった。
【得点者】
なし
【了】