レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のヴォルフスブルク戦での勝利で評価を一転させたジネディーヌ・ジダン監督。それでも一喜一憂していない様子を現地時間19日、スペイン紙『ムンドデポルティボ』が伝えている。
レアル・マドリーの勢いは止まらない。リーガエスパニョーラ第33節ヘタフェ戦では、1-5の圧勝したマドリーは翌日に首位バルセロナが敗れたことにより、勝ち点差「1」にまで差を縮めることを成功した。好調を維持しているマドリーだが、チームを率いるジネディーヌ・ジダン監督は「チームは良い状況だが、我々は何を獲得していない」と慎重な姿勢を崩していない。
ジダン氏は監督としてのキャリアの半年にも満たないが、選手としてのキャリアは黄金に彩られている。しかし、ユベントス時代の1999/2000シーズンと2000/2001シーズンに終盤戦で優勝を逃した苦い過去がある。
1999/2000シーズン、ユベントスは最終節で格下ペルージャに0-1でまさかの敗戦。レッジーナに3-0で勝利していたラツィオに逆転で優勝を譲った。さらに2000/2001シーズンには第29節に元日本代表MF中田英寿の“伝説の1ゴール1アシスト”で首位ローマとドロー。2年連続でリーグ戦2位となっている。
現役時代の教訓を生かし慎重な姿勢を崩さないジダン監督。果たして指揮官1年目の成績はどのようなものとなるのだろうか。
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