“悪夢の1ヶ月間”を過ごしているバルセロナ【写真:Getty Images】
絶対的な強さを誇っていたバルセロナが“悪夢の1ヶ月”を過ごしている。
昨季チャンピオンズリーグ(CL)、リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイの三冠を成し遂げたバルセロナ。今季もリーグ戦で首位に立ち、CLとコパ・デル・レイで順調に勝ち進み前人未踏の2季連続三冠達成の期待が高まっていた。
しかし、4月2日に行なわれたレアル・マドリーとの“エル・クラシコ”でまさかのホーム敗北を喫すると、一転して深刻な不振に陥る。5日のCL準々決勝1stレグでこそアトレティコ・マドリーに勝利を収めたものの、その後公式戦3連敗を喫した。CLでは2ndレグで0-2で敗れたことで大会から姿を消している。
バルセロナはこの約1ヶ月の間で公式戦6試合を戦い、1勝1分4敗と勝点にしてわずかに「4」しか獲得していない。この成績は実に2003年以来となる過去13年間で最低の成績だ。2002/2003シーズンにルイス・ファン・ハール監督の解任前後で公式戦6試合で1勝1分4敗という成績を記録している。
リーガ・エスパニョーラ第33節バレンシア戦で1-2で敗れたことで2位アトレティコ・マドリーに勝点76で並ばれてしまったバルセロナ。3位レアル・マドリーとの勝点差もわずかに「1」となっている。果たして、このままCLだけでなくリーグ優勝も逃す“悪夢の1年”となってしまうのだろうか。
(文:Keiske Horie)
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