レスターの優勝についてはまだ疑っている

イングランドではリーグが大勢の外国人選手で占められている。代表チームにとってマイナスになることだし、今はプレミアリーグにとってもマイナスになっている。ニューカッスルを見てみれば、本当に素晴らしい外国人選手が何人かいるけど、状況はそれと伴っていない。

イングランドに来る外国人選手には、例えばドイツからイタリアへ行く選手やスペインからドイツへ行く選手などと比べて、より長い適応時間が必要になる。サッカーが全く異なっているからだ。フィジカル重視で速さのある試合が続いて、ウィンターブレークもない。大金を受け取る外国人選手たちをチームに揃えることになっても、リーグのことをよく知らないそういう選手たちを頼りにはできないんだ。

ユナイテッドが若いイングランド人選手たちを集めているのは良いことだと思う。ユナイテッドは大きな変化の時期にある。最終的には正しい道を進んで行くと思うけど、そのためには仕事を任せるのに適切な人物が必要だ。率直に言って、ファン・ハールはその人物ではない。

優勝争いの話をしよう。今、レスターのことを多くのファンが応援している。国内外問わず。誰もが勝つことを期待しているね。こういう状況が前回起こったのは、アラン・シアラーがブラックバーンに行った時だった。

イングランドのサッカーにとって素晴らしいことだよ。今年はどのチームがどのチームに勝ってもおかしくはないということだ。スパーズにも大きなチャンスがある。レスターを捕まえるチャンスが一番高いのはトッテナムだ。何が起こるか分からないよ。

スパーズは来季には今以上にあらゆることへの準備ができているはずだ。去年のジュビロと同じようなものだよ。僕たちはどうにか最後まで乗り切れたけど、アビスパ福岡の方が強さを見せて気持ち良く勝ち続けていた。トッテナムも同じだ。

スパーズはユナイテッドに3-0で勝って、気持ち良く戦えているようだった。レスターにはアウェイでのチェルシー戦が残っているし、ユナイテッド戦やエヴァートン戦もある。厳しい試合だよ。そういう相手に勝てば見事だけど、試合を落とす可能性もある。

リーグでは優勝できると誰もが言っているけど、僕はまだ疑っているよ。最後の5試合が本当の正念場だ。1敗すれば止まってしまうかもしれない。