解任されたシニシャ・ミハイロビッチ前監督【写真:Getty Images】
ミランから解任を言い渡されたシニシャ・ミハイロビッチ前監督だが、クラブを去った後でもミランの成功を願っているようだ。伊メディア『フットボールイタリア』が伝えている。
現地時間9日に行われたユベントス戦に敗れたことで、ミランはミハイロビッチ前監督を解任。後任には、下部組織で指揮を執っていたクリスティアン・ブロッキ監督を内部昇格させている。
ミハイロビッチ前監督の解任には否定的な見方も強いが、当の本人は「彼(ブロッキ監督)の成功を願っているよ。良い人間として、良い監督として成功してほしいと彼には伝えた。私はミランがヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得することとコッパ・イタリアを優勝してほしいと思う」と、今後の成功に期待を寄せた。
突然の解任劇には、ミランのシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長との関係悪化が大きく関係していると言われている。また、ベルルスコーニ名誉会長は現役時代にインテルで活躍したミハイロビッチ前監督が、いまだにインテルの人間であると考えていることが影響しているのではという指摘もあったが、これを否定している。
「そうは思わない。私はミランのファンに本当に感謝している。彼は常に素晴らしかった。監督は好き嫌いにかかわらず議論の対象となるものだ。だが、それは彼らがミハイロビッチという人間を男と認めてくれたことを意味している」
ミランはコッパ・イタリアではユベントスとの決勝戦を控えており、EL出場権となる5位フィオレンティーナとの勝ち点7差の6位に位置している。
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