遠藤が語った“挑戦者”にならないメンタリティ
「僕らはアジアのナンバーワンを目指しています。広州とフィジカルで互角にやれなければそれは不可能なことです」と李忠成は語る。
「アジアに広州以上のチームはないと正直に思います。だからこそ僕らにとっては本当に自信になる勝利です。もっと良いチームになれるという自信がありますし、ACL優勝も可能だと思います」
李は特に遠藤航のプレーに対して賛辞を送っていた。ジャクソン・マルティネスと対峙した23歳のプレーぶりは、クラブと日本の未来に向けて非常に頼もしいものだった。
U-23日本代表のキャプテンは、コロンビア代表FWを抑え込むことができたのは自分だけの力ではないとしながらも、レッズのチーム内にこれまでとは異なるタイプの自信が溢れていることを感じさせる様子を見せた。
「今日は相手のパスがどこへ出されるのかがすごく読みやすくて、インターセプトすることができました。僕だけで守っていたわけではないですけどね」
「マークする相手(マルティネス)に集中し続けるようにして、彼からサイドバックにボールが出されてもあまり追いすぎないようにしていました。それでもインターセプトするチャンスは常に狙っていました」
「自分たちをチャレンジャーと位置付けるのではなく、勝つつもりで戦うというメンタリティがあります。そういう姿勢を見せなければACLで優勝するのは不可能でしょうね。もちろんそういう姿勢が選手個人としての成長にも繋がりますが、優先するのはチームが勝つことです。どの大会でもこういうやり方で戦い続けるべきだと思います」