バイエルンのアルトゥーロ・ビダル【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンとドイツ代表の伝説的なGKオリバー・カーン氏は、今季より“後輩”になったMFアルトゥーロ・ビダルがお気に入りのようだ。14日、ドイツ紙『ビルド』が伝えている。
ビダルはチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグのベンフィカ戦では38分に同点弾を叩き込み、トータルスコア3-2でベスト4進出に大きく貢献した。走行距離もチームトップの11.3kmを記録している。
カーン氏はビダルを「バイエルンの心臓」と称えている。また自身の現役時代にも共通するプレースタイルがお気に入りのようで“野生児”と可愛がり、とかく同選手のモヒカンがお気に入りのようだ。現在テレビのコメンテーターを務めるカーン氏は、試合直後のビダルをスタジアム内の特設スタジオに招待。ビダルとの仲むつまじい様子が報じられた。
現役時代、圧倒的な存在感でバイエルンのゴールマウスを守り、チームを叱咤激励しつづけたカーン氏。どの試合にも手を抜かず、ファイターのようにピッチを走り回るビダルのプレースタイルに相通じるものがあるのかもしれない。カーン氏は、2000/2001シーズンのCLで決勝戦まで勝ち進み、バイエルンにとって25年ぶりのCL制覇に大きく貢献している。決勝戦の舞台は、奇しくも今大会の決勝の地と同じサン・シーロである。
【了】