「日本と豪州のスタイルは分かっている」(UAE、DFモハナド・サレム)
では、他の中東3ヶ国はどのように捉えているのか。中東サッカーに精通するジャーナリストのポール・フリーレンド氏が分析する。
「UAE、サウジアラビア、イラクの3ヶ国の意見が同じになることは非常に少ない。しかし、火曜日に珍しいことが起こった。W杯アジア最終予選の抽選会が行われた後、『3位争いが始まった』という総意になった。
15年アジア杯の準決勝から3チーム、またアジア杯の優勝経験4チームを有するB組のトップシードは現アジア王者のオーストラリア、そして日本だ。中東チームのファンとメディアは、3位を得てプレーオフ経由でW杯に出るルートを覚悟している」
UAE関係者は厳しい戦いを予想しつつも、自信を見せている。
「A組より厳しいが、ドローに対応するしかない。今の世代の選手には自信がある。ロンドン五輪に出場し、ガルフカップでも優勝、15年アジア杯では3位になった。マディ・アリ監督、そして選手とスタッフは強い信頼関係で結ばれている。協会は全力でサポートをしたい。しっかりと準備していきたい」(ユセフ・アル・セルカルUAEサッカー協会会長)
「オーストラリアも日本も最近対戦したことがあるので、彼らのスタイルは分かっている。もちろん最終予選にはアジアのトップチームが揃っているし、難しい試合になることは間違いない。しかし勝利し、W杯に出る自信がある。W杯に出場し、サポーター、国家元首、そしてUAEの人々を喜ばせたい」(DFモハナド・サレム)