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CLベスト8、2ndレグ。バルサ戦7連敗中も…アトレティコに漂う逆転の気配。その勝ち抜け確率は?

チャンピオンズリーグ(CL)ベスト8、2ndレグにおいてバルセロナはアトレティコ・マドリーとのアウェイゲームに臨む。ディエゴ・シメオネ監督は、ルイス・エンリケ監督との対戦で7戦7敗。相性の悪さを露呈しているが、逆転の可能性を否定できない要素が存在した。(文:海老沢純一)

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

貴重なアウェイゴールを奪ったアトレティコ

フェルナンド・トーレス
ゴールからわずか10分後にはピッチを去ることとなったフェルナンド・トーレス(左)【写真:Getty Images】

 25分、フェルナンド・トーレスのゴールによってアウェイの地で先制したアトレティコ・マドリーだったが、10分後にそのフェルナンド・トーレスが2回目の警告によって退場。後半にスアレスの2ゴールでホームのバルセロナが逆転勝利を決めた1stレグ。

 この1試合の結果だけを切り取れば、バルサはアトレティコに対して今季3戦3勝。今やレアル・マドリーと並んでライバルと目されるチームを相手に、その強さを見せつけた格好となった。

 しかし、ホーム&アウェイで争われるCLノックアウトラウンドはアウェイゴールの有無が2試合合計の結果に大きく関わってくる。そしてアトレティコはその重要なアウェイゴールを手に入れた。

 2-1というスコアはアトレティコにとって充分勝ち抜けが可能なものといえるが、実際の確率はどうか? データから2ndレグを占ってみよう。チャンピオンズリーグと名を変えた92-93シーズンから今季ベスト16までのホームでの初戦を以下のスコアで終えた場合の成績だ。

0-0 9勝21敗
0-1 1勝22敗
0-2 0勝12敗
0-3 0勝5敗
0-4 0勝1敗
0-5 0勝3敗
1-0 23勝13敗
1-1 13勝21敗
1-2 1勝5敗
1-3 0勝6敗
1-6 0勝1敗
2-0 18勝2敗
2-1 13勝10敗
2-2 2勝11敗
2-3 0勝6敗
2-4 0勝1敗
2-5 0勝1敗
3-0 7勝2敗
3-1 8勝6敗
3-2 1勝6敗
3-3 0勝2敗
4-0 6勝0敗
4-1 6勝1敗
4-2 1勝1敗
5-1 1勝0敗
5-2 2勝0敗

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