ヒルズボロの犠牲者に向けてコレオグラフィーを計画しているドルトムントファン【写真:Getty Images】
ドルトムントのサポーターが、現地時間14日に行われるヨーロッパリーグ(EL)リバプール戦で、ヒルズボロの犠牲者に向けてコレオグラフィーを計画しているようだ。12日に英紙『エクスプレス』が報じている。
1989年4月15日にヒルズボロ・スタジアムで行われたFAカップのリバプール対ノッティンガム・フォレストの試合で、収容人数を上回る観客がゴール裏に駆けつけたことにより、死者96人を出す群集事故が起きた。この事故は”ヒルズボロの悲劇”として今でも語り継がれている。
同紙によると、ドルトムントのサポーターがリバプールのホームスタジアムで行われる試合に駆けつけ、キックオフ前に「96」の数字をコレオグラフィーで表現する計画を建てているとのこと。
さらに、リバプールのサポーターと共に“You’ll Never Walk Alone“を歌うようだ。リバプール側も後日アンフィールドで行われる慰霊祭にドルトムントのサポーターを招待しており、一緒に追悼を行うとしている。
勝負となれば戦うことになるが、それ以外では同じ思いを共有するサッカーファンとして振舞うことになる。
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