クリスティアン・ブロッキ新監督が就任したミランはどのような布陣でシーズンの残り5試合を戦うのか。イタリア版『ユーロスポーツ』など複数メディアが予想フォーメーションを掲載した。

　各メディアで意見が一致している点はミランが「4-3-3」フォーメーションを採用するという点だ。シニシャ・ミハイロビッチ監督はシーズン前半戦で同じ形の導入を試みたが結果は出ず、当時は本田圭佑にも居場所がなかった。

　しかし、ブロッキ監督の「4-3-3」は一味違うようだ。『ユーロスポーツ』では本田を右ウィングで先発出場と予想している。一方、これまで主力を務めた一部の選手たちは居場所を失うかもしれない。

　キャプテンのリッカルド・モントリーボは予想スタメンに含まれなかった。中盤の一角には下部組織出身で「ネクスト・ピルロ」の呼び声高いマヌエル・ロカテッリを据えると見られている。同選手はブロッキ監督にとって教え子にあたり攻守の要にあたるアンカーとして信頼を置いている。

　また右サイドで本田と絶妙な連携を披露していたイニャツィオ・アバーテも若手にポジションを奪われてしまうかもしれない。ブロッキ監督は来季以降を考慮し、19歳の教え子ダヴィデ・カラブリアにチャンスを与える方針のようだ。

　本田は新監督の信頼に応え、来季に繋がるプレーを見せられるだろうか。現在7位のミランはヨーロッパのカップ戦出場権獲得が危うく、ブロッキ監督とともに次のシーズンを見据えた戦いにシフトしようとしている。

『ユーロスポーツ』によるブロッキ体制の予想スタメンは以下のとおり。

▽GK
ジャンルイジ・ドンナルンマ

▽DF
ダヴィデ・カラブリア
アレッシオ・ロマニョーリ
アレックス
ルカ・アントネッリ

▽MF
マヌエル・ロカテッリ
ユライ・クツカ
アンドレア・ベルトラッチ

▽FW
本田圭佑
ジャコモ・ボナベントゥーラ
カルロス・バッカ

【了】