デポルティボ・ラ・コルーニャ(1999-2000シーズン)
“スーペル・デポル”の時代を知るマヌエル・パブロ【写真:Getty Images】
【当時の監督】
ハビエル・イルレタ監督
【当時の主な所属選手】
マウロ・シルバ、ジャウミーニャ、ロイ・マカーイ、マヌエル・パブロなど
のちに「スーペル・デポル」と呼ばれる黄金期の礎を築いたのが1999-2000シーズンだった。主力にはブラジル代表のマウロ・シルバやジャウミーニャ、退団までデポルティボで550試合に出場したスペイン代表フラン、オランダ代表FWロイ・マカーイらが名を連ね、バルセロナやバレンシアといったビッグクラブを抑えてリーガ制覇を成し遂げている。
本拠地のあるラ・コルーニャは人口20万人の小都市で、クラブの規模もそれほど大きくない。実際に近年は降格と昇格を繰り返すエレベータークラブになっており、当時の面影はない。しかし、2000年代初頭はチャンピオンズリーグの常連だったことを覚えているファンも多いだろう。
ハビエル・イルレタ監督に率いられたチームはスペインサッカー界にひとつの“時代”を作り上げた。優勝時に主力だったマヌエル・パブロはいまだにデポルティボでプレーしており、クラブのレジェンドとしてかつての強さを象徴する貴重な存在となっている。
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