ジダン監督就任以降、ホームでは9戦37得点
過去の成績で見ると、ヴォルフスブルクの18勝2敗。勝率にすれば90%。逆にいえば、マドリーの勝ち抜け確率はわずか10%ということになる。
ブックメーカーのウィリアム・ヒル社のオッズではどうか。4月11日時点で掲載されている2ndレグの勝敗予想を見ると、レアル・マドリー1.22倍、ドロー6倍、ヴォルフスブルク13倍。ホームのマドリーが圧倒的優位とされている。
とはいえ、これは2ndレグ単体の予想。マドリーにとっては1-0でも2-1でも勝ち抜けることはできず、2-0なら延長戦、3-0でようやく90分での勝ち抜けを決められる。
では、ウィリアム・ヒル社が出している「次戦進出」の予想オッズを見ると、レアル・マドリー2倍、ヴォルフスブルク1.73倍となっている。さすがのマドリーも1stレグの内容を受けて、勝ち抜けは厳しいと考えられている。
しかし、マドリーの今季のホーム&アウェイの対戦成績を見ると、勝ち抜ける可能性は充分にあると思えてくる。
マドリーは今季のリーガエスパニョーラとCLを合わせてアウェイで20試合を戦い、11勝6分け3敗の35得点20失点という成績である一方で、ホームでは21試合で18勝1分け2敗の79得点14失点という圧倒的な数字を残している。
特に、ジネディーヌ・ジダン監督の就任以降、ホームゲームでは9試合で37得点5失点。1試合平均で4得点0.6失点となり、勝ち抜けるためのスコアは充分に叩き出している。
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