地元メディアは香川を先発と予想
同時にトゥヘルはローテーションを行うことを示唆した。14日には、アウェイでEL準々決勝の2ndレグ、リバプール戦が控えている。7日の1stレグでは出番のなかった香川真司に、シャルケとのダービーで出場機会は訪れるだろうか。
起用法を振り返るとトゥヘルは、あるゲームについてフィジカル的な要素が強く求められると判断した場合、香川よりもゴンサロ・カストロやヘンリク・ムヒタリアンを重用するようだ。「戦術的な理由」でベンチ外となった3月5日のバイエルン戦が、その最たる例だろう。
ではシャルケ戦は、BVBがフィジカルを前面に押し出して戦うゲームとなるのだろうか。インゴルシュタット戦で、離脱したゴレツカとボランチでコンビを組んだヨハネス・ガイスや、内田篤人の不在を埋める右SBのジュニオール・カイサラ、また本職はボランチだがCBで起用されているロマン・ノイシュテッターなど、シャルケは決して1対1が得意とは言えない選手たちがバイタルエリアを固めている。
ローテーションが行われることと、そうしたシャルケDF陣の特徴を踏まえれば、7日のリバプール戦のように、香川に全く出番が与えられないということはなさそうだ。7日付の『キッカー』誌は香川を先発と予想する。またイルカイ・ギュンドアンの復帰も予想されている。
【次ページ】ビッグマッチに必要な「楽しむ」気持ち