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チェルシー、ヒディンク体制初黒星。スワンズは残留に大きく前進

text by 編集部 photo by Getty Images

シグルドソン
ギルフィ・シグルドソン【写真:Getty Images】

【スウォンジー 1-0 チェルシー プレミアリーグ第33節】

 プレミアリーグ第33節が現地時間9日に行われ、チェルシーはアウェイでスウォンジーと対戦した。

 すでに来季を見据えた戦いにシフトしつつあるチェルシーは前節に続き出場機会の少なかったメンバーを多く起用した。GKにはベゴビッチが入り、ディフェンスラインではミアズガやババが先発出場。ベンチにも下部組織から引き揚げた若手が多く座った。

 先制したのはホームのスウォンジーだった。25分、モンテーロが左サイドからクロスを上げると、ミアズガのクリアが甘くなったところにシグルドソンが走りこんでダイレクトボレー。強烈なボールがゴールネットに突き刺さった。

 残留のために是が非でも勝ち点3が欲しいスウォンジーだったが、先制した後は防戦一方。攻撃的な交代カードを次々と切ってくるチェルシーに押し込まれ、なかなか前線に起点が作れず攻撃に移れない。

 追いつきたいチェルシーは76分、ロフタス=チークを下げてファルカオを投入する。コンディション不良が続き本領を発揮できていないコロンビア代表FWにチャンスが与えられた。しかし、覇気がなくノーインパクト。

 スウォンジーが見せた執念の守りの前に1-0で敗れたチェルシーはヒディンク体制でリーグ戦初黒星を喫した。これによりヨーロッパのカップ戦出場権獲得が絶望的となっている。一方、スウォンジーはプレミアリーグ昇格後初めてチェルシーに勝利し、残留に向けて大きく前進した。

【得点者】
25分 1-0 シグルドソン(スウォンジー)

【了】

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