ロベルト・マンチーニ(2014年11月~現在)
マンチーニ監督(左)の信頼を勝ち取り、長友(右)は契約延長にいたった【写真:Getty Images】
インテルは05/06シーズンから3連覇を果たした名将を6年ぶりに呼び戻し、名門復活を託した。
就任初戦で迎えたミラノダービーを引き分け、このシーズンは8位という成績で終えることとなる。長友は日本代表としてアジアカップに出場し、さらにそこで負傷を抱えてしまったことでマンチーニ体制初年度は9試合の出場に留まってしまう。
今季開幕前、長友にはサンプドリアやジェノア、ガラタサライなど多くのクラブへの移籍が報じられたが、本人は一貫してインテル愛を強調して残留を決意。しかし、序盤戦はマンチーニ監督から戦力外扱いをされてしまい、出場機会をほとんど得ることができなかった。
それでも長友は腐ることなくトレーニングに励み、自らの手でマンチーニ監督の信頼と出場機会、そして今回の契約延長を掴み取った。これにより、来季でインテル在籍7シーズン目となる長友はチーム最古参となった。
かつて前人未到のリーグ6連覇、CL優勝含む三冠を達成した時代のキャプテンであるサネッティ副会長にも「ユウトはインテルのキャプテンに相応しい」と言わしめるほどインテルで愛された長友。“ネッラズーロ”とのラブストーリーは、これからも続く。
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