ルイス・エンリケ監督(左)とフェルナンド・トーレス(右)【写真:Getty Images】
バルセロナのルイス・エンリケ監督はアトレティコ・マドリーのFWフェルナンド・トーレスの退場を認めないのは“お人好し”だと語った。6日付けスペイン紙『マルカ』が報じている。
バルセロナは現地時間5日にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝アトレティコ戦1stレグを戦い、35分には相手のトーレスが2枚目のイエローカードで退場した。同選手の退場には、アトレティコのディエゴ・シメオネ監督が「試合を壊した」と第4審判に抗議した。また、FWルイス・スアレスのDFフィリペ・ルイスへの不適切な行為が見逃されたことも審判批判に拍車をかけている。
しかしながら、エンリケ監督は「バルセロナの選手全員は明らかにイエローカード2枚(に値するプレーだった)と見ているよ。そしてアトレティコ(・マドリー)の選手全員は違うと見ている。これは普通で当たり前のことだ」と一刀両断した。「判断を下すのは主審だ。自分は(あのプレーは)明らかに退場だったと思う。あれをそう思わないのはお人好しだね」と語った。
退場した当のトーレスは落ち込んでいると明かしながらも「二つのプレーは別々でみたら、警告かもしれない。しかし二つ目のは警告が出るか微妙なプレーだった。相手と自分たちへの裁き方が違うと感じる」と嘆いている。
「UEFAが準々決勝にふさわしい審判を任命しなかったのは残念だね」
アトレティコ・マドリー対バルセロナの2ndレグは現地時間の13日に開催される。
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