ベルルスコーニ名誉会長(左)とガッリアーニCEO(右)【写真:Getty Images】
ミランの来季監督人事についてシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長とアドリアーノ・ガッリアーニCEOが作戦会議を開いたようだ。6日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
シニシャ・ミハイロビッチ監督はコッパ・イタリア優勝を成し遂げない限り今季限りで解任されるとみられており、ミランは3季連続で新指揮官のもとでシーズン開幕を迎えることが予想されている。
ベルルスコーニ名誉会長のお気に入りは下部組織の指揮官を務めるクリスティアン・ブロッキ監督で、ガッリアーニCEOはイタリア代表をワールドカップ優勝に導いた元広州恒大監督のマルチェロ・リッピ氏を推しているとみられている。
しかしながら、同じく作戦会議に招待された“グランデ・ミラン”時代の指揮官であるアリーゴ・サッキ氏は異なる意見を持っているようだ。同氏はサッスオーロのエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督を評価していると報じられている。
昨季はサッキ氏は現ナポリのマウリツィオ・サッリ監督を新監督に推薦したものの、クラブはミハイロビッチ監督を選択した。ブロッキ監督は2014/2015シーズンのフィリッポ・インザーギ監督の“二の舞い”となることが懸念されており、リッピ氏もサッカー界の最前線からは身を引いた人物だ。
クラブレジェンドであるアレッサンドロ・ネスタ氏は先日「問題は監督ではない」と発言しているが、果たして来季ミランの指揮官を務めるのは誰になるのだろうか。
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