レスター・シティのクリスティアン・フクス【写真:Getty Images】
レスター・シティのオーストリア代表DFクリスティアン・フクスは、引退後にアメフト選手としてセカンドキャリアを歩む夢があることを英放送局『スカイ・スポーツ』で明かした。
今季、内田篤人が所属するシャルケからレスターに移籍して岡崎慎司と同期となったフクスは、左サイドバックの主力としてリーグ戦26試合に出場。首位に立つチームの原動力となっている。
これまで主要タイトルを獲得したことがないフクスにとって自身初の栄光が迫っているが、「僕にはNFLのキッカーになるという野望がある」と将来的にアメフト選手に転身することへの希望を語った。
「僕は真剣だよ。NFLのコーチにも教えてもらっているし、彼らがサッカー選手を欲しているのであれば、僕はうってつけだと思う。僕はゴールまでの60~65ヤード(約55m~59m)を蹴れると思っている。見ててご覧よ。夢は必ず叶う。夢を見なければ、何も到達することはできない」
フクスは3日に行われたサウサンプトン戦で、キャプテンのウェズ・モーガンに正確無比なクロスを送って決勝点をアシストしている。今季は4アシストを記録しており、キックの精度には定評がある。
4月7日に30歳の誕生日を迎えるフクスは、「僕はすでにキャリアを終えた後のことを考えている。家族と暮らすためにアメリカに移住しようと思っている。単純に何かを成し遂げたいだけなんだ。僕にはただソファーで寝っ転がっていることなんてできない。そんなの僕じゃないからね」と、アメリカで夢を掴む決意を告白した。
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