FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長【写真:Getty Images】
UEFAの前事務局長であり、FIFAの新会長に就任したジャンニ・インファンティーノ氏が、パナマ文書に関与している疑惑が浮上している。英紙『インディペンデント』が報じた。
パナマの法律事務所『モサック・フォンセカ』から流出したタックスヘイブン(租税回避地)利用者に関する大量の内部文書により、世界中の要人のマネーロンダリングや脱税疑惑が報じられている。
国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が公表した文書の中に、インファンティーノ会長が関わっていたとされるものがあったという。
以前、インファンティーノ会長は収賄スキャンダルに関わった人物とは取引をしていないと主張したにもかかわらず、昨年FIFAの一連の汚職事件により逮捕されたウーゴ・ヒンキス氏とUEFAの契約書に連名でサインしていたという文書が流出した。
しかし、インファンティーノ会長は「私は困惑している。UEFAはすでにいかなる契約に関する事柄の詳細を全て明らかにしていることを踏まえれば、私の誠実さがメディアによって疑われていることは受け入れられない」と否定している。
【了】