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CLベスト8、1stレグ。“金満、成金”がついに別格の存在へ。PSGが狙う野望とマンCの不安

チャンピオンズリーグ(CL)ベスト8、1stレグの2日目、パリ・サンジェルマン(PSG)はホームでマンチェスター・シティと対戦する。中東資本によって買収され、短期間で急速に力をつけた両クラブだが、現状は対照的な状況にある。フランスでの国内リーグを史上最速で制したPSGにとって今季はさらなる名声を手にするチャンスとなる。(文:海老沢純一)

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

34歳にして絶頂期にあるイブラヒモビッチ

ズラタン・イブラヒモビッチ
ズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】

 現地時間6日に行われるチャンピオンズリーグ、ベスト8の1stレグ。フランス王者パリ・サンジェルマンは、ホームにマンチェスター・シティを迎える。

 ベスト8で満足することなく、次のラウンドへの進出を強く望んでいる両チームだが、現在の状態で考えればPSG有利と考えられるだろう。ブックメーカーのウィリアム・ヒル社のオッズでもPSG1.7倍、ドロー3.6倍、シティ5倍という配当となった。

 もちろん、これは開催地がパリであることも加味されている。しかし、試合ごとのオッズとは別にベスト4進出チームを予想するオッズもあり、そちらを見てもPSG1.44倍、シティ2.62倍と、やはりPSGの勝ち抜けが低い配当となっている。

 実際、今季のPSGは無類ともいえる強さを発揮している。リーグ1では現地時間3月13日の第30節トロワ戦で9-0というスコアで勝利し、リーグ史上最速となる優勝を果たした。

 特にイブラヒモビッチの状態は凄まじいものがある。今季はリーグ1で26試合に出場して30得点11アシストを記録。優勝を決めたトロワ戦では最下位チームが相手ながらアウェイで4得点。直近のニース戦ではハットトリックを決める活躍を見せた。

 CLでもチェルシーとのベスト16で1stレグ、2ndレグともにゴールを決めて勝利に大きく貢献。34歳にしてますます磨きがかかっており、今季限りでのクラブ退団を示唆してからは欧州各国のトップクラブへの移籍の可能性が報じられている。

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