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CLベスト8、1stレグ。バルサのリベンジかアトレティコの再現か。同国対決は“両極端”の激突に

現地時間5日、チャンピオンズリーグ(CL)ベスト8の1stレグでバルセロナとアトレティコ・マドリーが対戦する。2シーズン前のベスト8でCL史上初めて対戦した両者だが、当時はアトレティコがベスト4に進出している。今回は、バルサの“リベンジ”となるのか、アトレティコの“再現”となるのか。同国対決に注目が集まる。(文:今関飛駒)

text by 今関飛駒 photo by Getty Images

バルサ、アトレティコ戦はオッズと対戦成績は有利も…

バルセロナ アトレティコ
ベスト8でバルサとアトレティコが対戦する【写真:Getty Images】

 現地時間5日、CLベスト8の1stレグが行われる。バルセロナ対アトレティコ・マドリーは、今回のラウンドで唯一の同国対決なだけに注目度も高まる。

 国内リーグでは、バルサがレアル・マドリーとの“クラシコ”に敗れたとはいえ首位を走り、アトレティコが2位で追っている。宿命のライバル相手に痛恨の逆転負けを喫したバルサだが、依然としてリーグ優勝の本命であることに変わりはない。

 大手ブックメーカー『ウィリアムヒル』のオッズでも、バルサが1.50倍となっており、4.50倍のアトレティコよりも有利とする見方が強い。なお、バルサは優勝予想でもバイエルン・ミュンヘンの3.25倍を上回る2.62倍の一番人気だ。

 この両雄は一昨季のベスト8でも顔を合わせている。当時はアトレティコがアウェイでの1stレグを1-1で乗り切り、ホームでの2ndレグでコケが前半5分に挙げたゴールを守り切ってベスト4に駒を進めた。

 これまで国内ではしのぎを削ってきた両チームだが、欧州の大会での対戦は2年前が初。今回が2度目となる。

 ここ10年間の対戦成績は、公式戦通算30試合でバルサが18勝、アトレティコが6勝、引き分けは6つとバルサが大きく勝ち越している。さらに、バルサはアトレティコに公式戦6連勝中という事実も手伝えば、バルサ有利という声も頷ける。

 だが、一概にそうとも言えないのがこのカードの妙。バルサはこの8シーズンでベスト4に進出できなかったのはただ1度。その1つの例外こそが、一昨季のアトレティコ戦である。

 アトレティコは“同国対決”というものに慣れっこでもある。彼らはCLにおいて、3シーズンでこれが4度目の同国対決。バルサに勝利した13/14シーズン以外はいずれもマドリーに敗戦しているが、ディエゴ・シメオネ監督は『同国対決とは何たるか』を心得ているはずだ。

 バルサのルイス・エンリケ監督も「同じ国のチームと対戦するのは好きではない」と語っていたように、避けたかった相手のひとつだとしている。

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