バルセロナのアルダ・トゥラン【写真:Getty Images】
バルセロナのMFアルダ・トゥランが“カジュアル”にアーセナルをこき下ろし、イングランド国内で波紋を呼んでいる。
昨夏アトレティコ・マドリーからバルセロナに移籍し、FIFAによる制裁によって今年1月よりバルセロナでのプレーを開始したA・トゥラン。ここまで公式戦17試合に出場し2ゴール4アシストと順調に適応をみせている。
A・トゥランは28日、カタルーニャ『アラ』のインタビューでバルセロナ移籍の裏話を語った。同選手は「バルセロナと契約すると感じていたよ。正直に言うと、こんな風に考えていたんだ」と打ち明けた。
「もし“本当によいプレー”をできれば最終的にバルセロナと契約して終えることができる。僕のプレースタイルはバルセロナに合うからね。もし“よいプレー”だったらアーセナルで終わる」
この発言を受けて英メディアが憤慨。29日、英紙『デイリー・ミラー』は「A・トゥランが“カジュアル”にバルセロナ移籍を話しながらアーセナルを破壊する」との見出しで報じた。
A・トゥランはバルセロナに対してもアーセナルに対しても同様に「終える」という単語を用いて文を構成したが、後半のアーセナル部分では「契約して」を省略したため「アーセナルで終わる」と非常にキツい言い方になってしまった。
アーセナルは先日チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でバルセロナに敗れたばかり。A・トゥランは2ndレグで77分に途中出場を果たしている。同選手のあまりに正直なコメントはアーセナルファンの怒りを買っている。
(文:Keiske Horie)
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