バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの発言が大きな波紋を呼んでいる。29日付けスペイン紙『マルカ』が報じた。
メッシは先日エジプトTV局『MBC』でインタビューを受けており、そのインタビュー内で自身のスパイクを脱ぎ、そのスパイクをオークションにかけその売上金をエジプトの慈善事業に寄付したいと語っていた。
この発言はエジプト国内で波紋を呼び、エジプト国会議員であるサイド・ハッサン氏はTV番組内で自身の靴を脱ぎ、「我々はこの7000年続く文明の中で一度も辱めを受けたことはない。これが私の靴だ。アルゼンチンに寄付するよ」とメッシに対して“返答”していた。
さらにエジプトサッカー協会スポークスマンであるアズマイ・メガヘド氏も「私たちの貧困層はそれを必要としていないよ。スパイクはアルゼンチンに寄付すればいい。アルゼンチンは貧困で溢れているよ」と語った。
番組は確かに“慈善事業”のためのオークションにメッシからスパイクを提供されたとしているが、それは“エジプトへの慰め”ではないと釈明している。果たしてどのような結末が待っているのだろうか。
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