日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:ダン・オロウィッツ】
日本代表は28日、W杯アジア二次予選シリア戦に向けた前日練習を埼玉県内で行った。
24日のアフガニスタン戦では4-3-1-2の新布陣を試したヴァイッド・ハリルホジッチ監督だが、この意図について改めて説明した。
「オーガナイズには長所と短所がある。我々がどのような選手を使うかによって決まる。これは、人々を楽しませるように新しく試したのではない。何人かの選手を試し、疲労を回復させるために、それらを組み合わせた」
ハリルホジッチ監督は「今まではずっと3トップをやってきたが、今度は2トップをプレーした。しかし、我々はバルセロナのような3トップをやってきた。彼はサイドのアタッカーがいて、得点も取らなければならない」と、“バルサ式3トップ”を試してきたと語った。
また、ハリルホジッチ監督はPKの大事さを強調し、もっとPKをもらうプレーを増やすべきだと主張した。
「Jリーグはペナルティが少ない。これは偶然か? バルセロナは10試合で10回PKをもらっている。JリーグでPKは何回あったか? それが今の日本のイメージになっているのではないか。そういったことを彼らに話している。リスペクトOK、伝統OK。しかし、相手が叩いて来たら謝る必要はない。NOと言わないといけない」
さらに、ハリルホジッチ監督は「明日はまた変更がある。明日は新しいオーガナイズを見せるかもしれない。ゲームプランにしてもオーガナイズにしてもうまくするには時間がかかる」と、シリア戦でさらなる新布陣を試すことを示唆した。
(取材:植田路生)
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