JFAの新会長に就任した田嶋幸三氏【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は27日、新会長に田嶋幸三氏が就任したことを発表した。
1月の理事会で原博実専務理事(現・Jリーグ副理事長)との投票の結果、田嶋氏が理事会からの会長予定者として選出された。田嶋氏は2006年にJFA専務理事、2010年に副会長に就任。今回の会長選に向け、各世代の育成強化、人材養成などの強化を訴えていた。
会長就任にあたり、「私はメンバーに恵まれた。本気で良くしていく集まりだと思っている。いつも私1人でやってきたわけではなく、仲間に助けられてきた。危機感をもって臨みたい。ユースでなかなか勝てないこともあります。また、勝てると思っていたフットサルと女子サッカーがアジアの代表を逃した。危機感を持っている。2005年宣言の検証は必要だ。2030年にベスト4へ行くと謳っている。今10才から強化しても2030年には24才になる。遠くはない。今すぐならなければ。本気で日本サッカーを変えるために努力していきたい」とコメントを述べている。
なお、常設委員会委員長予定者として、技術委員長には西野朗氏、フットサル委員長には北澤豪氏らが選出された。田嶋氏が不在の際には、岡田武史副会長が会長代理を務めることも合わせて発表された。
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