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注目のCL新形式“スーパーリーグ”構想とは? 狙いはビッグマッチの増加

text by 編集部 photo by Getty Images

チャンピオンズリーグ
形式変更が検討されるチャンピオンズリーグ【写真:Getty Images】

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は“スーパーリーグ”構想を計画しているようだ。25日、英紙『ガーディアン』を含む複数のメディアが報じた。

 現在のCLは32クラブが4チーム8グループによるグループステージを戦い、決勝トーナメントに勝ち進んだ16チームがノックアウトステージを戦う。報じられている新形式はノックアウト方式によって16チームを選出し、8チーム2グループによる“スーパーリーグ”形式の戦いを行なうというもの。

 イギリス『スカイ』のアントン・トロイ氏は、その狙いを「テレビ放映権」と分析している。現在の方式だとビッグマッチの数に限りがあることが理由だ。例えば、5年連続で16強で敗退したアーセナルの場合、グループステージでポット1のチームと2回、決勝トーナメント1回戦で2回、計4回しかメガクラブと戦わない可能性がある。

 英紙『ザ・タイムズ』は「現在のCLではレアル・マドリー対バテ・ボリゾフといった対戦を観なければいけない」と評しており、8チーム2グループのリーグ戦を行なうことで「レアル・マドリー対バイエルン・ミュンヘン」「バルセロナ対アーセナル」「パリ・サンジェルマン対ユベントス」といったビッグマッチを組合せを変えて複数回確保することが可能になる。

 また、“メガクラブ”がベスト16に残る前にノックアウトステージで敗退する可能性については、英紙『テレグラフ』は「いくつかのクラブがスーパーリーグへの自動エントリーの権利を提案しているが、反対は避けられないだろう」と報じている。

 なお、CLは2015年から2018年まで現在の形式の契約が残っているため、新体制は少なくとも2018/2019シーズン以降となる。ワールドカップと並び、世界最高峰のスポーツイベントであるCLの行方に注目が集まりそうだ。

(文:Keiske Horie)

【了】

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