カリム・ベンゼマ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのFWカリム・ベンゼマは母国フランスを真っ二つに割ってしまうほどの影響力を持っているようだ。24日付けスペイン紙『マルカ』が報じた。
ヴァルブエナ恐喝事件共犯容疑がかけられているベンゼマは、事件発覚以後ディディエ・デシャン監督からフランス代表に招集されたことはない。フランスサッカー連盟ノエル・ル・グラエ会長は4月15日までにベンゼマの処分の決定を下すとしている。
マヌエル・ヴァルス首相は「模範的でない選手は国の代表にいるべきではない」とベンゼマは代表ではプレーするべきではないと主張。さらにスポーツ省パトリック・カネル大臣もヴァルス首相と同様のコメントを発している。
しかし、ベンゼマの代表復帰に肯定的であるフランソワ・オランド大統領が、それぞれに「くだらないことはやめろ」とベンゼマ問題に触れないよう“通達”を出し鎮火を図っている。
国家君主まで巻き込む事態になっているが、果たしてベンゼマが再びトリコロールのユニフォームを身に纏う日は来るのだろうか。
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