ハーフナー・マイク【写真:Getty Images】
日本代表は23日、埼玉県内でロシアW杯アジア地区2次予選のアフガニスタン戦に向けた前日練習を行った。
ヴァイッド・ハリルホジッチ体制になって初めて招集されたハーフナー・マイクだが、危機感は消えていない。「今回がもしかしたら最後のチャンスになるかもしれない」とアピールが足りなければ次の機会がないことを自覚している。
先月オランダで直接監督とコミュニケーションを取り、「高さ」という具体的な武器に期待されて招集されたが、与えられるプレー時間は長くても180分間。ハーフナーは「自分の特徴を生かしたプレーをできるだけ多く発揮できれば、それが最大のアピールになる」と語り、「歳も歳なんで、今回のW杯が最後になると思うので、なるべく食らいついて定着できるように練習からしっかりアピールしていきたい」と試合時間以外のところでもエンジン全開だ。
「結果を残せばまた呼ばれるだろうし、残せなかったらまた一からのスタートになる」。オランダで13得点を挙げていても、日本代表には関係ない。ハーフナーにとってはこれから見せる結果が将来を大きく左右する。
それだけに「絶対結果を残したい」と、埼玉スタジアム2002での2試合にかける思いは誰よりも強い。「FWとして結果はゴールだと思うので、点は常に狙っていきたい」とオランダでつかんだ自信を胸に、目の前のゴールだけを見つめている。
(取材:植田路生)
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