日本代表は23日、埼玉県内でロシアW杯アジア地区2次予選のアフガニスタン戦に向けた前日練習を行った。

　久々の復帰となる川島永嗣は、日本代表として戦う喜びにあふれている。仲間たちとトレーニングをこなし「本当にもう一度日本代表に戻ってきたなという実感もありましたし、またこのチームと一緒に勝利を積み重ねたいなという気持ちを改めて感じました」と感慨深げだ。

　チームを離れている間にレギュラーポジションを失った。今度は自らの力で居場所を取り戻さねばならない立場にある。川島は「ピッチに入ってしまえばやることは変わらない」と語り、「離れてた時間、自分が何を感じて、逆に何を得てきたのかってことをもう1回示すことが大切だと思う」と気を引き締める。

　アフガニスタン戦は欠場の見込みで、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も「川島はプレーするために来たのではない」と発言するなど直前の負傷もあって出場機会は保証されていない。それでも「プレーヤーとして自分の中で何ができるのかとか、チームが勝っていくためにもう一度、自分が選手として何ができるのか、この日本代表という場所でもう1回考えてやっていきたい」と今後に向け決意を述べた。

　ベテランGKがひたむきに努力する姿勢を見せれば、チーム内にいい影響が伝搬する。たとえ試合に出ずとも、その力はチームに大きなプラスをもたらすだろう。そういった意味も含め川島は「選手たちがもう1回代表を引っ張ってくっていう強い気持ちを持ってやっていけたらいいんじゃないか」と個々の意識改革を促した。

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