原口元気【写真:Getty Images】
日本代表は22日、埼玉県内でロシアW杯アジア2次予選に向けた練習を行った。
ヘルタ・ベルリンでゴールやアシストを記録し、好調な状態でチームに合流した原口元気にとっては慣れ親しんだ埼玉スタジアム2002での凱旋試合となる。「非常に思い出深いスタジアムなので良いイメージをもってできると思いますし、期待してほしい」と口から出る言葉からも調子の良さと自信がにじみ出る。
原口はこれまで日本代表では様々なポジションを経験してきた。当然ヘルタ・ベルリンで求められる役割とは全く異なるものを見せなければならない。その点はしっかりと理解した上で「監督に求められたところでやるだけですし、そういうプレーを表現するために準備するだけです。試合によって違うと思うし、ちゃんと整理していかなきゃいけない」と気を引き締める。
24日のアフガニスタン戦ではトップ下での起用される可能性もある。記者から普段と違った場所で自分の力をどう発揮するか問われると、ドイツで自信を深めた韋駄天は「それは言葉で言うよりはピッチで」と含みを持たせる。
W杯予選の2試合は結果が最も重要になる。原口は「まずはしっかり勝つこと。プラス監督が求めてるものをどれだけ表現できるか」と自らへの評価基準を示す。そして「サッカーはひとりでやるわけじゃないんで、11人で同じ絵を描きたいですし、今やっているのはそういうサッカーなんで、自分の良さは二の次に考えてやっている」と自らを犠牲にしてでも貪欲に勝利を追い求める強い気持ちを見せた。
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