ロシアW杯予選を控えた日本代表は22日、埼玉県内で練習を行った。

　この日からチームに合流した本田圭佑は練習後の取材対応で岡崎慎司が所属するレスターの快進撃に言及した。

「本当の意味でプロの我々にとっても勇気になっている」

　本田は盟友・岡崎の活躍を称えた。その真意はどこにあるのだろうか。

　開幕当初は残留争いが濃厚と見られた小クラブのレスターが、世界最高峰のプレミアリーグで優勝にあと一歩と迫っている。普通に考えればありえないような現象は、本田曰く「恐らく世界のサッカー界すべての人に何かしら良い刺激や勇気を与えている」という。

　確かに今では世界中のメディアがレスターに注目し、岡崎がオーバーヘッドキックでゴールを挙げた際は「シンセーショナル」という新語も生まれた。

　世界に衝撃と勇気を与えたチームや選手たちの活躍を受け、本田は「我々の職業というところで見ると、本質でいえばそういうことをいかに多くの人に示せるかということを求められている」と力説する。

　プレミアリーグで優勝争いをする貴重な経験をした岡崎は日本代表にどんな影響をもたらせるか。本田はその力の大きさを確信している。

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