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ベルギー代表、首都ブリュッセルの連続爆発事件受け22日の活動を中止

text by 編集部 photo by Getty Images

ベルギー代表
ベルギー代表の選手たち【写真:Getty Images】

 ベルギー代表は22日、来週行われるポルトガル代表戦に向けた練習を中止すると発表した。

 同日ベルギーの首都ブリュッセルの空港と地下鉄の駅で相次いで発生した爆発事件の影響による措置で、公式ツイッターでは「我々の思いは被害者の方々と共にある。今日フットボールは重要でない。トレーニングを中止する」と国民との連帯を表明している。

 ブリュッセルでは空港で2度の爆発が確認され、その直後に市内中心部の地下鉄マールベーク駅でも爆発があった。『BBC』などの報道によれば一連の爆発で少なくとも13人が死亡し、連続テロの疑いもあるという。また、ベルギーメディアはフランスとの国境が封鎖されたと伝えている。

 これらの痛ましい事件を受け、ベルギー代表選手たちもSNS上で悲しみを露わにしている。負傷により今回の招集メンバーから漏れたトッテナムのDFヤン・ヴェルトンゲンは「何度このニュースを読んでも信じられない…」と母国の惨劇に驚きを隠せない様子だ。

 マンチェスター・ユナイテッド所属のアドナン・ヤヌザイは「ブリュッセルで何が起こっているのか見るのが怖い」と述べた。自身はメンバーから外れているものの、ベルギー代表は23人中20人が海外組で、ブリュッセル国際空港を利用していた選手も多い。爆発は出発ロビーだったとはいえ、一歩間違えば被害に遭っていた可能性もあった。

 今後のベルギー代表の活動や親善試合の開催について未だ正式なアナウンスはない。首都ブリュッセルでは今月半ばに昨年フランス・パリで発生したテロ事件の実行犯が逮捕されたばかりで治安の悪化が懸念されている。

【了】

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