ベルルスコーニ名誉会長(左)ガッリアーニ副会長(右)【写真:Getty Images】
日本代表FW本田圭佑が所属するミランに衝撃が走っている。21日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』はシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長がクラブ幹部の変革を望んでいると報じている。
ベルルスコーニ名誉会長は低迷するミランを変革するため、ワルテル・サバティーニSDの招聘を望んでいるとのこと。同氏は現在ローマのSDを担当しており、卓越した手腕でセリエA優勝争いに絡む戦力を作りあげてきた。サバティーニ氏とローマの契約は今季限りで終了する。
サバティーニ氏を招聘することで、現在ミランの補強戦略の全権を握っているアドリアーノ・ガッリアーニ副会長はクラブを去る可能性があると報じられている。同氏はベルルスコーニ名誉会長とともに1986年にミランに入閣。実に30年に渡ってクラブを支えてきた。
ミランはこれまで多くのレジェンドやOB選手にフロント陣に問題があると指摘され続けてきた。先日にもデメトリオ・アルベルティーニ氏が「低迷の理由は経済面ではなく計画性のなさにある」と指摘している。
今季セリエAで6位に沈んでいるミラン。ついに“改革”を実行することになるのだろうか。
(文:Keiske Horie)
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