ミハイロビッチ監督、本田に全幅の信頼
ハードワークを重視して順位を立て直した現在のチームの方向性が正しいことを、勝利という結果を添えて証明する。ミランの選手たちがラツィオ戦に向けて掲げている目標とは、そういったものなのかもしれない。
さて、その意味では本田圭佑のパフォーマンスも当然重要視される。「よく練習している。彼は間違った姿勢で臨むことはない」とミハイロビッチ監督は改めて褒めたが、監督が要求するハードワークを体現することで、全幅の信頼を寄せられていることの証である。
前節ではゴール前の場面で点へ向かう意欲がもう少し欲しいように感じられたが、相変わらずの献身ぶりと、チームの組み立てが混乱する中で整然と組み立ては光った。
前節では分断気味で、ビルドアップのままらなかった中盤にはリッカルド・モントリーボの復帰が濃厚。本田自身としても高いポジションが取りやすくなるはずなので、その分攻撃の絡みが増えることに期待したい。